書道家・石田萬世による「伊賀と都島の楽しみ方」

伊賀市在住の書道家による伊賀市と大阪府都島の紹介ブログ

なぜ禁煙ができないのか?ニコチン依存症はどんな仕組みで生じるのか

こんにちは。日本書道芸術院の理事・審査員の石田 萬世(@bansei_info)です。
実は私、自力で禁煙を成功させた過去があります。
今のように禁煙治療や禁煙外来が普及しておらず、ほぼほぼ自力で辞めました。

理由は、息子が喘息持ちになってしまい、タバコの煙も大きな原因ということがわかったので、辞めることを決めました。
薬を使わず自力で辞めるのは、とにかくしんどかったのを覚えています。
今回は、なぜ禁煙できないのか?について話していこうと思います。
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禁煙はとにかく難しい

米国の喫煙者のうち、禁煙に成功した割合ってどれくらいかご存知ですか?
米国健康面接調査が、27,157人を対象とした禁煙状況について分析した結果があります。
結論から言うと、禁煙成功者は、全体の6.2%です。この6.2%という数字は、禁煙に挑戦して6ヶ月以上続いた人、としています。
厚生労働省:平成 29 年国民健康・栄養調査結果の概要
https://www.mhlw.go.jp/content/10904750/000351576.pdf 2017/10/11参照

タバコがやめられない原因はニコチン依存症

タバコがやめられない原因は、ニコチン依存症です。
決意や意思の強度ではなく、ニコチンの持つ性質が原因なんですね。
では、ニチコン依存症とはどういった状態をいうのでしょうか?

タバコを吸うと、ニコチンは脳にあるニコチン受容体(α4β2ニコチン受容体)に結合します。すると、ドパミン(快感生じさせる物質)が大量に発生して、タバコを吸っていると、快感を味わえるのです。これが、「タバコを吸うと落ち着く」「ホッとする」といった感情の仕組みです。喫煙所はこういった連中で溢れかえっています。笑

しかし、ニコチンは、30分程度で切れてしまいます。ニコチンが切れると、イライラして落ち着かないなどの離脱症状が現れて、その症状を解消するために、またタバコに手を出します。これを繰り返すことで、ニコチン依存症になっていきます。
こういった依存症になると、禁煙は困難です。ニコチン依存症は、ヘロインやコカインなどの麻薬をやめるのと同じくらい難しいと言われていて、自分の意志だけでは乗り越えられないんですね。

私がタバコを辞められたのは、そこまで酷いニコチン依存症に陥っていなかったことと、妻の協力があったからです。

今では、チャンピックスなどの禁煙治療薬があるので、昔よりは禁煙は簡単になっているのかなと思います。

今回は禁煙ができない仕組みについてお話しましたが、今度は自分が禁煙した際の方法なんかも紹介しようと思います。

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【講師】

日本書道芸術院 理事・審査員
石田 萬世(いしだ ばんせい)