書道家・石田萬世による「伊賀と都島の楽しみ方」

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間違いやすい日本語を紹介!『とんでもございません』は間違い

こんにちは。日本書道芸術院の理事・審査員の石田 萬世(@bansei_info)と申します。書道家は言葉を記すのが仕事です。そのため、日本語の勉強には力を割いていきたいなと考えています。
今回は、 間違ってしまいがちな日本語を挙げてみます。
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×とんでもございません ⇒ ◯とんでもないことでございます
「とんでもない」は、「思いもかけない、意外である」や「まったくそうではない」ことを意味します。
これを丁寧に言おうとして「ない」を「ございません」に変えようとすると「とんでもございません」となりますが、これは誤りです。
「とんでもない」で一つの言葉ですので「ない」だけを変えることはできません。
そのため、「とんでもない」はそのままにしてその後ろを丁寧な表現にし、「とんでもないことでございます」という言い方にする必要があります。

これは色々なとこで聞く日本語ですね。
「とんでもない」がひとつの言葉だから、後ろに丁寧な表現をつけることで、正しい日本語となります。

×飛ぶ鳥跡を濁さず ⇒ ◯立つ鳥跡を濁さず
「立つ鳥跡を濁さず」は、立ち去る者は、後が見苦しくないように後始末をしてから去るべきである、という戒めとして使われる言葉です。
「飛ぶ鳥後を濁さず」という言い方は誤りです。

「飛ぶ鳥後を濁さず」という言葉は初めて聞きましたね。こんな間違い方もあります。
「はじめの一歩」という漫画で、鷹村が『立つ鳥跡を濁す!』と断言して高校辞める前にケンカしていたのを思い出しました。

×足元をすくう ⇒ ◯足をすくう
「足をすくう」は、卑劣なやり方で相手を失敗させるという意味です。
「足元をすくう」という言い方はしません。

「足元」と使っている人が非常に多いですね。
あまり私は使わない言葉ですが、間違わないようにしていきたいです。

日本語について調べてみると、面白い発見がありますね。
皆さんも時間があるときに実践してみてはいかがでしょうか?

参考サイト:
間違いやすい日本語100選 – 社会人の教科書
https://business-textbooks.com/mistakeablejapanese100/

大阪府都島区の書道教室情報】
都島区 内代福祉会館老人憩の家
https://jmty.jp/osaka/les-jpn/article-a1db3
三重県伊賀市の書道教室情報】
伊賀市 ゆめポリスセンター教室
https://jmty.jp/mie/les-jpn/article-9zwgm
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【講師】
日本書道芸術院 理事・審査員
石田 萬世(いしだ ばんせい)