書道家・石田萬世による「伊賀と都島の楽しみ方」

伊賀市在住の書道家による伊賀市と大阪府都島の紹介ブログ

【伊賀市】初詣に行った勝手神社を紹介!

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こんにちは。日本書道芸術院の理事・審査員の石田 萬世(@bansei_info)です。
元旦に、近所の勝手神社へ初詣に行きました。
今回は勝手神社を簡単に紹介します。
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勝手神社

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勝手神社は、山畑【やばた】にあります。
大昔、山畑は、旱魃(かんばつ)に見舞われる事が多く、常に雨乞いの儀を行っていました。
そのことから、大和吉野の水分神社に、願の火を受けたとされています。御神体はそ、の御分神とも伝えらています。

明治37年から明治41年にかけて、山神社など十五社を合祀しているのです。

勝手神社の神事踊(しんじおどり)が重要無形民俗文化財に?

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神事踊とは、太鼓を使った「かんこ踊り」と呼ばれる民俗芸能の1つです。神社で毎年10月に開かれる秋祭りにて氏子が披露します。飾り付きのしな垂れた細い竹を背負って、飾りをなびかせながら太鼓や歌に合わせて踊る勝手神社の伝統芸能です。
その伝統芸能に関して、日本の文化審議会は、昨年1月19日に、「神事踊(しんじおどり)」を重要無形民俗文化財に指定するよう林芳正文部科学相に答申したとされています。

境内看板

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三重県無形文化財指定
国、民俗芸能選択指定
神事踊り由来

神事踊りの起源が明らかでないが寛政二年光格天皇の代に、徳川吉宗公の善政老中であって松平定信の補弼が国家安穩国民奉平を祈るために、敬神思想向上として、村民を励ますために盛んに催したとされている。
悪疫流行、雨乞、豊作等の祈りを捧げ、これが神霊化し農民奉賽のための舞となったので、本来は五穀豊穣、村内安穩を祈る農村共通の風流系「カッコ」踊りの一つであろう。
踊りの種類は二十種類で楽長を中心にして楽太鼓打ち、中踊り、歌出し(立ち歌い、地歌い)、鬼、笛、籠馬、猿、(籠馬、猿は神社年番)総数二十名で構成され、毎年十月十日秋の大祭に境内において奉納し古代民俗芸能の内随一と目され昭和三十八年に三重県無形文化財指定、昭和四十五年日本万国博覧会の世界の花まつりに出演、翌四十六年国の民俗芸能選択指定を受ける。NHKのふるさとの歌まつりや全国民俗芸能大会、映画、テレビ等出演し格調高い風流踊りと目されている。

伊  賀  町
伊賀町観光協会
勝手神社神事踊り保存会

勝手神社は昔からよく初詣に行っておりましたが、こんな歴史や文化があったのですね!驚きです。
今年は予定が合えば神事踊を見てみようかと思っています。

【伊賀の書道教室情報】

伊賀市 ゆめポリスセンター教室
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【講師】
日本書道芸術院 理事・審査員
石田 萬世(いしだ ばんせい)